DEIM2020参加レポート(村田)

3月2日から4日の3日間、静岡県浜松市中区にて、DEIM2020は開催されました。

というのも、今年は新型コロナウイルスの影響で、DEIM初のオンライン開催が実施されました。

オープニングでは、「コロナだから中止にすることは一般的であるが、コロナだから実施するためにどうすればよいかを考えることが大切なのではないか」という話がありました。

自分の発表

私は、初日の最初のセクション「UI・UX」で発表しました。発表内容は、卒業論文でも発表した「SmileGlasses:笑顔形成を促進するARメガネ」です。オンライン発表なので、カメラに向かって話しました。初めての経験でとても緊張しました。

他の方の発表

ドラマ振り返りサーチ・インタフェース

 SNS上でドラマの感想を検索する際に、「#ドラマ名」での検索はリアルタイムでの検索に有効だが、ドラマ放送後に振り返るときにはいくつかの問題が生じます。例えば、文書の量が膨大であったり、どのシーンに対して投稿されたものがわからなかったりすることです。この研究では、ユーザが入力したキーワードに基づいて、ドラマの放送時間中に投稿された実況ツイートを対象とした時間ごとのキーワードとの類似度の分布を可視化して提示し、効率的にドラマを振り返ることのできるインタフェースを提案していました。

VR空間における空間認識を補助するUIの提案 VR酔い軽減を目的として

 VRを体験する上で、「酔う」という問題が存在します。この研究では、VR 空間上において VR 酔いが顕著となる「移動」 に焦点をあて、2種類のUIを提案し、効果を検証しました。具体的には、(1)移動先での自身の位置関係を分かりやすくするために、移動先に自身の幅と高さが同じである「棒」を表示す手法、(2)移動先の視界をフェードインさせる手法の2つです。実際にユーザ実験を通して効果を検証したが、VR酔いを軽減させるという効果が得られなかったそうです。

Web Indexを応用した関数型アノテーション共有システムの実装

 会社内や研究室における共同作業・研究において、情報や認識を即時に共有するためにはそれぞれの情報を自らの手で所定の場所に保存する、もしくは送信する必要があります。それには、非常に手間がかかります。この研究では、特定のグループメンバー間で、登録されたキーワードがWeb ページに出現した際に、そのキーワードにマウスオーバーするだけで登録された全てのアノテーションを閲覧することができる「付箋型アノテーション」を提案していました。実際にChormの拡張機能として実装しています。

IT技術は「なんきょく」にも届く

今回のDEIMはコロナウイルスの世界的流行の中で開催され、まさに難局でした。そんな中、オンライン開催という形がとられ、この状況でも開催できるIT技術の素晴らしさを感じました。しかし、それと同時に直接会って議論することの重要性も感じた気がします。人は議論するとき、相手の話す文字だけではなく、言葉だけでもなく、オーラのようなものも感じつつしているのだと思いました。オンライン発表の良さとして、質問をチャットですることができるので、発言しやすいということがあると思います。来年はオフラインとオンラインのハイブリッド開催に期待します。

今回、DEIM2020に参加できて本当に良かったです。