学習用書籍の推薦のための観点抽出

山本研究室学部4年の永野です.今回は私の卒業研究について紹介します.

私の研究では,消費者が通販サイトで書籍を選択する際に,候補を絞りこめず選択しづらいという問題を解決したいと考えました.

この問題を解決するために,本研究では検索結果を絞り込むための観点抽出方法を提案しました.ここでは,観点を「特定分野の商品の評価する要素」と定義します. 例えば数学の書籍を選びたいとき,「値段」や「解説」という観点があれば,書籍を絞り込みやすくなります. 本研究では,次のとおり観点抽出を行いました.

  1. 観点候補抽出:ユーザレビューを形態素解析し,名詞-形容詞ペアから観点候補を抽出
  2. 有用度推定: HITSアルゴリズムを利用した提案手法で推定.観点候補を有用度順にランク付け.

評価実験では,観点が検索結果絞り込みに有用かどうかを被験者に判断していただきました.それを踏まえ,各手法のランキング精度を比較しました.

評価実験の結果から,本研究の提案手法は書籍分野によっては有効であることが分かりました.書籍分野に関わらず提案手法の有効性を示すためにも,提案手法の改善が必要であると考えられます.