山本研究室学部4年の梅田が第11回「データ工学と情報マネジメントに関するシンポジウム(DEIM2019)」にて発表した卒業研究について紹介する。
人は笑いを求めており、笑える情報をウェブから検索しようとする。しかし、自身が求めている笑い情報は単純には検索できない。本研究ではクエリ入力時にクエリに関連した笑える語を表示することでウェブ検索プロセスに笑いの機会を与える。
クエリにとっての笑える語を推定するために以下の点に着目した。
- 意外性:クエリと語の組み合わせが一般的に知られていないこと
- 対立性:クエリと語の組み合わせが反対の性質を持つこと
意外性と対立性のある語を笑える語として、笑える語ランキングを作成した。また、推定した語が実際に笑える語かどうかをユーザ実験で調査した。そして、実際に笑える語がランキングの上位に出現しているかどうかを評価した。
評価結果から、意外性と対立性を考慮することで笑える語の組み合わせを推薦できる可能性があることが分かった。