情報の食わず嫌いを抑制する情報提示方法

山本研究室学部4年の藤堂です。第11回「データ工学と情報マネジメントに関するシンポジウム(DEIM2019)」にて発表した研究について紹介します。

文章を読んでいる際に、あなたが必要としている情報であるはずなのに、読み飛ばしてしまっているということはありませんか。
私は研究の中で、有用かつ読み取れる情報であるにもかかわらず、読むことに抵抗を感じ、意図的に情報入手を避けることを「情報の食わず嫌い」と定義しました。 これは情報入手の機会を失うことに繋がるため、問題だと考えました。
「情報の食わず嫌い」を抑制するために、英語箇所を対象に、以下の3つの情報提示方法を提案しました。

  • 他のユーザの閲覧態度を提示する手法
  • 英語箇所を拡大表示する手法
  • 英語箇所を黒塗りして隠す手法

ユーザ実験では英語を含むウェブページを閲覧するタスクを与え、被験者の行動測定とアンケート調査を行いました。英語に苦手意識があり、英語に対して情報の食わず嫌いを起こしやすいと考えられる被験者については、特に黒塗り手法の利用によって行動の変化が確認されました。

情報の提示方法を工夫することは、情報の食わず嫌い抑制に有効に作用する可能性があると考えられます。

ファストスロー第15章

読書会を開催しました。

今回は「『もっともらしさ』による錯誤」についての内容でした。

本章では多数の実験が紹介されています。考えさせ方や質問の聞き方を工夫することにより、人の判断結果がどのように変わるかを明らかにしていきます。

質問に答える立場、質問を作成する立場、どちらの場合であっても システム2を注意深く働かせる必要があると感じました。

 

ファストスロー第9章

読書会を開催しました。第9章は「より簡単な質問に答える – ターゲット質問とヒューリスティック質問」についてでした。質問の置き換えに関する説明から、システム2の新しい側面を知ることができました。

錯覚問題での置き換えについての説明は、ひっかけのように感じるかもしれませんが、よく考えると腑に落ちると思います。

ファストスロー第2章

第2章は「注意と努力 – 衝撃的で直感的なシステム1」についての内容でした。最低限の仕事しかしたがらないシステム2ですが、システム2にしか出来ない仕事もあります。本章では、「注意と努力」のもとで働くシステム2について説明されていました。

瞳孔の大きさによって、知的努力を可視化するという内容が興味深かったです。